【動画】石巻ジュニア×開成ジュニアがテレワークでコラボ演奏

2015年、2019年と2度に渡って交流してきた宮城県の「石巻ジュニアジャズオーケストラ」と開成町の「開成ジュニアアンサンブル」の小中高校生55名が、自宅からテレワークで合奏し、交流する試みを行いました。両バンドとも、新型コロナウイルスの影響で3月から2ヶ月以上活動を休止しているため、メンバーは久しぶりの仲間との合奏を楽しんだ他、保護者やファンの方々を楽しませることができたようです。

5月6日、Facebookを通じて「カメレオンでリモートセッションしませんか?」と石巻ジュニアの指揮者の近藤さんに声を掛けたのが事の始まりです。石巻ジュニアの皆さんは、来年2021年の3月に開催予定の「第10回スプリングJazzコンサート〜創立10周年記念公演〜」にピアニスト・作編曲家の守屋純子さんと共に特別ゲストに招待する予定で、今回中止となってしまった第9回演奏会の中でも大々的に宣伝する予定でした。ところが、新型コロナウイルス感染症の影響により、当団のみならず全国の音楽団体が、3月から2ヶ月間以上も活動休止を余儀なくされる、という事態になりました。普通に合奏ができない、仲間とジャズができない、という日々がずっと続いています。

そんな中、世界的な流れとして、プロアマ問わずテレワーク合奏を公開する楽団が増えてきました。当団も、試行錯誤で3つのテレワーク動画を作成し、公開してみました。すると、動画を集めて合奏に仕上げる作業が楽しいだけでなく、思いの外それが演奏者や保護者・ファンの方々の励みになっていることに気づきました。また、やってみると家が近くても遠くても全く条件が同じであるという、まさに“リモート”ならでは特徴も見えてきました。そうすると今度は、遠くのジャズ仲間とセッションをしてみたいと思うようになりました。

5月10日、開成のメンバーと石巻の皆さんに、動画の募集を始めました。曲は、過去2回の交流会で共通のレパートリーだった「カメレオン」。それぞれの自宅などで、同じガイド音源を聴きながら、それに合わせて演奏する様子をスマホで録画してもらいます。演奏後は、ガイドに入った「せーの!」という声に合わせて、レンズに向けてハイタッチしてもらいます。

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提出期限の5月17日、石巻から10名分、開成から45名分の動画が集まりました。

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まずは、各ファイルから音声ファイルを抽出して、波形編集ソフトでタイミングをきっちり合わせました。みんなスマホで録音しているので、風の音、川のせせらぎなどを取り除いて、イコライザなどで聴きやすく調整する必要がありました。

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動画ファイルは、あらかじめ決めた配置になるように全てスマホのアプリで合成しました。それを、最終的にパソコンの動画編集ソフトで音声とミックスさせて、完成です。後から、バリトンサックス奏者が自宅でなんとなくカメレオンを吹き始める→他のバリトン奏者やトロンボーン奏者もそれに加わる、というストーリーを加えてみました。



テレワーク合奏とは、どんな形であれ仲間と一緒に合奏している事実を作り上げること自体に大きな意義があるのだと思います。練習再開するまでの橋渡しとして、合奏ができない生徒たちのモチベーション維持に大いに役立つことは分かりましたが、これからは、この手法を使ってバンドのレベルアップを図ったり、生徒たちに音楽的なフィードバックを与えるにはどうすればいいか、模索する段階に来ていると思います。
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開成ジュニアアンサンブル


 神奈川県開成町を中心に活動するジュニア・ジャズ・オーケストラの活動記録です(2011年4月設立)。 2016年スチューデントジャズフェスティバル東日本大会、JAJE東日本会長賞 受賞。

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