Blue Birds Live 2020〜食欲の秋、ブルーバーズのジャズがあなたを満腹に〜

7月に活動を再開して以来、本番のないまま11月まで来てしまいましたが、ついに小学生バンド・ブルーバーズだけの自主公演を無事開催することができました。題して「Blue Birds Live 2020〜食欲の秋、ブルーバーズのジャズがあなたを満腹に〜」。メインの演奏曲「フード・コマ」にちなんで、保護者役員さんたちとアイデアを出し合って決めたタイトルです。開催日は11月22日、場所は南足柄市文化会館小ホール、定員の半分の約100人規模で、1時間に2回換気をするなど、感染症対策を徹底して行われました。


1曲はイン・ザ・ムード。腕を上げた6年生ソリストたちが、満を持しての登場です。

初司会にして名司会! バンドリーダーの落ち着いた話しぶりは大好評でした。

写真はリハーサルのステージ全景です。指揮者が配信の予告編の動画撮影をしています。

2曲目、カメレオンでスラップ・ベースのソロにチャレンジした5年生です。

カメレオンでキーボード・ソロを初披露した6年生。

同じくカメレオンのトランペット・ソロ。安定のリード・トランペッターです。

カメレオンでドラム・ソロを演じた6年生。繊細な技が光りました。



東京ブギウギでは、各セクションが振り付けを加えました。

トロンボーン・ソロを初披露した6年生。ノリノリです。

アメージング・グレースでソロを初披露した6年生。




アメージング・グレースでは、楽器歴4か月目の新入団員たちの初舞台でした。

ロコモーションでアルト・ソロを初披露した6年生。頑張りました。

私のお気に入りで味のあるトランペット・ソロを披露した6年生。

こちらも初ソロです。テキーラ!

初バリトン・ソロ、カッコいい!

初ソロのトロンボーンの6年生、ノリノリでした。

最後の曲「フード・コマ」では、グリスアップなどを含むテクニカルなソロを披露してくれました。

ソロ後は2人でお腹が痛いポーズ!

お腹いっぱい食べすぎて苦しくて眠くなる様子を描いた「フード・コマ」。グリスアップ、ベンド、ハーマンミュート、プランジャーなど、ジャズの特殊な奏法をたくさん取り入れ、即興演奏の部分もある難曲でしたが、小学生らしい発想の柔軟性を生かして、素晴らしい演奏を見せてくれました。

最後の曲が終わって一礼。アンコール待ちです。

アンコールに演奏した宝島は、この8か月間人前で演奏を披露できなかった団員たちの思いが爆発したかの様な、迫力のある生き生きとした感動的な演奏でした。みんな、ありがとう!

受付業務をしてくれたSBBの高校生も見守っています。検温などの重要な感染症対策を担ってくれました。ありがとう。
【動画】Blue Birds Live 2020〜食欲の秋、ブルーバーズのジャズがあなたを満腹に〜
Blue Birds Live 2020
〜食欲の秋、ブルーバーズのジャズがあなたを満腹に〜
収録 2020年11月22日
場所 南足柄市文化会館小ホール
演奏 開成ジュニアアンサンブルBlue Birds
[Set List]
In The Mood (comp. Joe Garland / arr. Michael Sweeney)
Chameleon (comp. Herbie Hancock / arr. Michael Sweeney)
Tokyo Boogie Woogie (comp. Ryoichi Hattori / arr. Naoyuki Honzawa)
Amaging Grace (arr. Naoyuki Honzawa)
The Loco-Motion (comp. Gerry Goffin, Karol King / arr. Naoyuki Honzawa)
My Favorite Things (comp. Richard Rogers / arr. Paul Murtha)
Tequila (comp. Chuck Rio / arr. Paul Lavender)
Food Coma (comp. Rick Hirsch)
Takarajima (comp. Hirotaka Izumi / arr. Naoyuki Honzawa)
令和2年度記録会
お楽しみ会!
【Blue Birds 練習日誌】7月2日
【動画】石巻ジュニア×開成ジュニアがテレワークでコラボ演奏
2015年、2019年と2度に渡って交流してきた宮城県の「石巻ジュニアジャズオーケストラ」と開成町の「開成ジュニアアンサンブル」の小中高校生55名が、自宅からテレワークで合奏し、交流する試みを行いました。両バンドとも、新型コロナウイルスの影響で3月から2ヶ月以上活動を休止しているため、メンバーは久しぶりの仲間との合奏を楽しんだ他、保護者やファンの方々を楽しませることができたようです。
5月6日、Facebookを通じて「カメレオンでリモートセッションしませんか?」と石巻ジュニアの指揮者の近藤さんに声を掛けたのが事の始まりです。石巻ジュニアの皆さんは、来年2021年の3月に開催予定の「第10回スプリングJazzコンサート〜創立10周年記念公演〜」にピアニスト・作編曲家の守屋純子さんと共に特別ゲストに招待する予定で、今回中止となってしまった第9回演奏会の中でも大々的に宣伝する予定でした。ところが、新型コロナウイルス感染症の影響により、当団のみならず全国の音楽団体が、3月から2ヶ月間以上も活動休止を余儀なくされる、という事態になりました。普通に合奏ができない、仲間とジャズができない、という日々がずっと続いています。
そんな中、世界的な流れとして、プロアマ問わずテレワーク合奏を公開する楽団が増えてきました。当団も、試行錯誤で3つのテレワーク動画を作成し、公開してみました。すると、動画を集めて合奏に仕上げる作業が楽しいだけでなく、思いの外それが演奏者や保護者・ファンの方々の励みになっていることに気づきました。また、やってみると家が近くても遠くても全く条件が同じであるという、まさに“リモート”ならでは特徴も見えてきました。そうすると今度は、遠くのジャズ仲間とセッションをしてみたいと思うようになりました。
5月10日、開成のメンバーと石巻の皆さんに、動画の募集を始めました。曲は、過去2回の交流会で共通のレパートリーだった「カメレオン」。それぞれの自宅などで、同じガイド音源を聴きながら、それに合わせて演奏する様子をスマホで録画してもらいます。演奏後は、ガイドに入った「せーの!」という声に合わせて、レンズに向けてハイタッチしてもらいます。

提出期限の5月17日、石巻から10名分、開成から45名分の動画が集まりました。

まずは、各ファイルから音声ファイルを抽出して、波形編集ソフトでタイミングをきっちり合わせました。みんなスマホで録音しているので、風の音、川のせせらぎなどを取り除いて、イコライザなどで聴きやすく調整する必要がありました。

動画ファイルは、あらかじめ決めた配置になるように全てスマホのアプリで合成しました。それを、最終的にパソコンの動画編集ソフトで音声とミックスさせて、完成です。後から、バリトンサックス奏者が自宅でなんとなくカメレオンを吹き始める→他のバリトン奏者やトロンボーン奏者もそれに加わる、というストーリーを加えてみました。
テレワーク合奏とは、どんな形であれ仲間と一緒に合奏している事実を作り上げること自体に大きな意義があるのだと思います。練習再開するまでの橋渡しとして、合奏ができない生徒たちのモチベーション維持に大いに役立つことは分かりましたが、これからは、この手法を使ってバンドのレベルアップを図ったり、生徒たちに音楽的なフィードバックを与えるにはどうすればいいか、模索する段階に来ていると思います。
5月6日、Facebookを通じて「カメレオンでリモートセッションしませんか?」と石巻ジュニアの指揮者の近藤さんに声を掛けたのが事の始まりです。石巻ジュニアの皆さんは、来年2021年の3月に開催予定の「第10回スプリングJazzコンサート〜創立10周年記念公演〜」にピアニスト・作編曲家の守屋純子さんと共に特別ゲストに招待する予定で、今回中止となってしまった第9回演奏会の中でも大々的に宣伝する予定でした。ところが、新型コロナウイルス感染症の影響により、当団のみならず全国の音楽団体が、3月から2ヶ月間以上も活動休止を余儀なくされる、という事態になりました。普通に合奏ができない、仲間とジャズができない、という日々がずっと続いています。
そんな中、世界的な流れとして、プロアマ問わずテレワーク合奏を公開する楽団が増えてきました。当団も、試行錯誤で3つのテレワーク動画を作成し、公開してみました。すると、動画を集めて合奏に仕上げる作業が楽しいだけでなく、思いの外それが演奏者や保護者・ファンの方々の励みになっていることに気づきました。また、やってみると家が近くても遠くても全く条件が同じであるという、まさに“リモート”ならでは特徴も見えてきました。そうすると今度は、遠くのジャズ仲間とセッションをしてみたいと思うようになりました。
5月10日、開成のメンバーと石巻の皆さんに、動画の募集を始めました。曲は、過去2回の交流会で共通のレパートリーだった「カメレオン」。それぞれの自宅などで、同じガイド音源を聴きながら、それに合わせて演奏する様子をスマホで録画してもらいます。演奏後は、ガイドに入った「せーの!」という声に合わせて、レンズに向けてハイタッチしてもらいます。

提出期限の5月17日、石巻から10名分、開成から45名分の動画が集まりました。

まずは、各ファイルから音声ファイルを抽出して、波形編集ソフトでタイミングをきっちり合わせました。みんなスマホで録音しているので、風の音、川のせせらぎなどを取り除いて、イコライザなどで聴きやすく調整する必要がありました。

動画ファイルは、あらかじめ決めた配置になるように全てスマホのアプリで合成しました。それを、最終的にパソコンの動画編集ソフトで音声とミックスさせて、完成です。後から、バリトンサックス奏者が自宅でなんとなくカメレオンを吹き始める→他のバリトン奏者やトロンボーン奏者もそれに加わる、というストーリーを加えてみました。
テレワーク合奏とは、どんな形であれ仲間と一緒に合奏している事実を作り上げること自体に大きな意義があるのだと思います。練習再開するまでの橋渡しとして、合奏ができない生徒たちのモチベーション維持に大いに役立つことは分かりましたが、これからは、この手法を使ってバンドのレベルアップを図ったり、生徒たちに音楽的なフィードバックを与えるにはどうすればいいか、模索する段階に来ていると思います。
卒団記念ビデオを制作しました!
【動画】Tequila - 小学生ビッグバンドがリモートセッション
開成ジュニアアンサンブル Blue Birds(小学生ビッグバンド)のメンバーが、自宅でテレワーク演奏をしました。
「テキーラ」 Music by Chuck Rio / Arr. by Paul Lavender